水曜日, 6月 14, 2017

「Everything」あなたがなりたいものになれる万物シミュレータ

 

ルールのない型破りの万物シミュレータ「Everything」

ゲームプレイ映像がアカデミー賞ノミネート候補に

 

アーティストのデヴィッド・オライリー氏が手がけた万物シミュレーター「Everything」のゲームプレイ映像が、アカデミー賞の短編アニメ部門のノミネート候補になりました。この約11分間の映像は6月1日から開催されたVIS Vienna Shortsでも審査員賞を受賞しています。

「Everything」は、そのタイトルが現すとおり"この世に存在するあらゆるものになれる"のがコンセプトのゲーム。"なんでもできるけど、やらなければいけないことは何もない"のが大きな特徴です。プレイヤーは細菌などミクロのレベルから島や氷山、地球、銀河にいたるマクロレベルの存在までを扱うことができます。







アカデミー賞にノミネートされたのは「Everything」の11分間にわたるプレイ画面の映像で、英国人哲学者アラン・ワッツの語りが、このゲームが持つ哲学的な世界観を効果的に解説します。







穏やかなトーンで語られる言葉ひとつひとつがプレイ映像と密接に絡み合い、見終わる頃には満腹感すら感じてしまうところは、ゲームを売ろうという観点からは失敗かもしれません。とはいえアカデミーのノミネート候補になり、もしかしたら受賞するかもしれないという状況は、このゲームが持つ固定観念にとらわれないコンセプトを現実世界で体現しているとも考えられ、大きな視点で見れば大成功とも言えそうです。


作者のデヴィッド・オライリー氏といえば、2014年にも 山シミュレーター という斬新にも程があるコンセプトの作品「Mountain」を発表して世界を困惑させた実績の持ち主。いま思えばあれが「Everything」のパイロット版的位置づけだったのかもしれません。


「Everything」はゲームプラットフォームSteamでPC/Mac版が入手可能です。海外ではPlayStation Storeでも販売しています。



下は「Mountain」の映像


ノミネート作の選出は今年後半から開始されます。



VIS Vienna Shorts
https://www.viennashorts.com/

次はイヌ型Pepper?

 

ソフトバンク、GoogleからBoston Dynamicsを買収。

 


ソフトバンクが、米Alphabet傘下のロボット開発企業Boston Dynamicsを買収したと発表しました。また同じAlphabet傘下で東大発のロボット企業SCHAFTも、同じ取引においてソフトバンク傘下へ移るとのこと。

Boston Dynamicsといえば、一時期は2足歩行ロボットAtlasや、首のない四脚ロボットSpotなどを動画で紹介しては世間の話題をさらっていたMITスピンオフのロボット企業です。2013年からはGoogleのグループ内で最先端ながら未成熟な分野の事業をまとめるGoogle Xの一部になり、これまでに四脚のBig DogSpot、二足歩行のPetmanや転んでも立ち上がるAtlas、そして、最新のHandleといった自律歩行/走行ロボを多数開発しています。




しかし、DARPAとの協力体制で米軍の前線支援用として開発した大型四脚ロボット Big Dog/LS3 が「エンジン音がやかましい(から敵に見つかる)」という理由であえなく不採用におわってしまい、その後もすぐに利益化できる"製品"がないまま、事業は停滞しつつありました。


孫正義社長は発表文で
「人間の能力では解決できない数多くの課題が存在する。スマートロボティクスは情報革命の次のステージの重要な推進役」になるとコメント。
「ロボティクス分野を発展させ、生活をより快適化させることができような活用方法を探求し続ける」Boston Dynamicsをサポートするとしています。







ソフトバンクはまた、Boston Dynamicと同時期にGoogle Xに加わった東大発のロボットベンチャーSCHAFTも同じ取引で買収したことを合わせて発表しました。
Boston Dynamicsに比べると若干地味な印象もあるSCHAFTですが、こちらも2016年には独創的な2足歩行ロボットの開発状況を公開しています。







さて両社がソフトバンクグループへ移るとなれば、すでに確固たる地位を築いている先輩ロボットPepperとの棲み分けも気になるところです。しかしここはいらぬ心配をするよりも、2本足(または4本足)で軽やかに歩くPepperがSoftbankのお店で接客してくれる未来を想像するほうが楽しいかもしれません。


お父さん犬??










昔ペッパーを作った事があるのですが、僕の技術力ではこれが限界でした。

 

 

 

「Pepper」(ロボット)はユーザー規約で性行為を禁止されている