金曜日, 9月 12, 2014

U2|Songs of Innocence 無料配信 iTune限定


U2、新作アルバムSongs of InnocenceをiTunes限定で無料配信。ボノ曰く「代金はアップル持ち」



 
アップルが iTunes を通じて、ロックバンド U2 の最新アルバム「Songs of Innocence」の先行無料配信を開始しました。iTunes ストアユーザーは10月13日までの期間限定で、全11曲のアルバムを無料ダウンロードできます。
アップルが iPhone 6 / iPhone 6 Plus やスマートウォッチ Apple Watch を発表した9月9日のスペシャルイベント。その終盤にサプライズゲストとして登場した U2 は、「Songs of Innocence」アルバム収録曲「The Miracle (of Joey Ramone)」を披露しました。

ライブパフォーマンスのあとは、ヴォーカルのボノとアップル CEO のティム・クックが、世界で5億人を超える iTunes ストアユーザーに向け「Songs of Innocence」アルバムの無料配信を宣言しました。

無料配信期間は10月13日まで。なお、10月14日がこのアルバムの一般発売日です。
 
 
本来ユーザーが支払うはずのアルバム代金は、慈善活動家としての顔も持つボノによる無料奉仕、というわけではなく、アップルが肩代わりしたとのこと。

イベント後、ボノは「支払いは受けたよ。無料の音楽なんてありえない。音楽は神聖なものなんだ」と語っています。
 

U2 とアップルは、2004年にチャリティを目的とした iPod U2 エディションをきっかけに、ボノが設立したエイズ基金 RED をアップルがバックアップするなど、深い関係を築き上げています。

2013年には、アップルが RED へのチャリティのために製作した Mac Pro Product RED モデルを、サザビーズのオークションに出品。97万7000ドルもの落札値をつけたことも話題となりました。

さらに、今年はじめには U2 がチャリティソング「Invisible (RED) Edit Version」を iTunes ストアで無料配信したのも記憶に新しいところです。

ちなみに、アップルのスペシャルイベントで U2 が披露した「The Miracle (of Joey Ramone)」は、ニューヨーク・パンクの大御所 Ramones のヴォーカル、ジョーイ・ラモーンに捧げた曲です。ボノは Ramones からの影響を公言しており、過去には「Ramones がいなければ U2 も存在していなかった」とまで発言しています。