月曜日, 8月 11, 2014

「光る植物」のつくりかた


街灯の代わりになる「光る植物」のつくりかた


すぐに、庭園に照明が必要なくなり、高速道路沿いの植え込みも発光するようになるかもしれない。すでに現在、DNAを操作して植物を光らせるためのマニュアルを購入することができる。


TEXT BY MICHELA DELL’AMICO
TRANSLATION BY TAKESHI OTOSHI

WIRED NEWS (ITALIA)
夜の並木道に街灯が不要になり、公園で本を読むこともできる日が近づいている。それらを可能にするのは、植物から放たれる光、だ。
照明にまつわるイノヴェイションの数々は、どれも非常に魅力的だ。道路をやさしく光らせる塗料が存在していて、すでにイギリスでは電力を必要とすることなく利用されている。そして、オランダのある高速道路の標識は、すでに照明灯なしに運転することが可能なほどの光を放っている
これに対して、植物を発光させるために植物のDNAを操作する技術──光を吸収して暗闇で放出するのではなく、自ら発光する──は、現在のところ、目的を達成するほどには発展していない。しかしその実現も、あとわずかというところまできているようだ。
2010年、最初の“自己発光する植物”が生まれた。その葉緑体の中には、「生物発光」と呼ばれる現象を起こす、海の細菌(発光バクテリア)が挿入された。そしていま、BioGlow社によると、その明るさは増幅されており、さらに現在の緑・青に加えて、赤や黄色などの新しい色や、夜に発光する新たな種類の植物の研究を行っていると言う。


その応用は多岐にわたる。サステイナブル(持続可能)なかたちで庭園や道路を照らすことができる。また、葉とは異なる色で光る花を咲かせる植物のような、特別な効果をつくり出すこともできる。
しかし、「Huffington Post」が指摘するように、解決すべき問題がいくつか存在する。現在のところ、これらの植物は2、3カ月の間明るく光るが、その後、繁殖することなく死滅する。さらに、非常に低い光度──一般的な街灯の約半分程度──の光しか放たない。
しかし、約45万ドルを集めて終わったKickstarterでのキャンペーンの成功ののち(いまもサイトを通してプロジェクトを支援することは可能で、40ドルでこのタイプの植物の種を、100ドルで小さな植物を、150ドルで光るバラを先行購入することができる)、すべてが前進している。
このトピックで最も魅力的で、かつ少し不安をかき立てられるのは、この企業がDIYを推進して、誰にでも植物の遺伝子を改変して植物を光らせられるよう、その方法を教えていることだ。
創業者兼CEOは、「Wall Street Journal」にこう説明している
「わたしたちはネットからダウンロードするだけで、無料で海洋細菌のDNAを得ることができます。あとは、植物のDNAに適合するように、そのDNAを書き直すソフトウェアがあれば十分です。『印刷』のボタンを押すように簡単なことです。サイトで購入することのできる商品のなかには、『光る植物のつくり方』の独学用の本もあるくらいですから」

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